暴力に悩むナイジェリアの選挙
Violence besets Nigeria elections
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民政を固めるための2つの選挙のうち最初の選挙となる
州知事選挙の投票に向かうナイジェリアにおいて、南部で少なくとも14人が死亡した。
土曜日に警察が発表したところによると、
混乱を抱えているナイジェリアの石油産業都市、ポートハーコートで、
警察官7人が武装した集団に襲われて殺害された。
アルジャジーラのAndrew Simmons通信員
「たくさんの武装した男たちが夜中に警察署を襲撃しました。
彼らは6人の警察職員を殺害した後、建物に火を放ちました」
さらに2マイル離れたところでは、武装集団が別の警察署を襲い、
少量の爆薬を爆発させて1人がその攻撃で死亡したという。
投票は土曜日、ラゴス、ポートハーコート、及びカノの3つの大都市で
数時間遅れで始まった。
出足はまばらで、多くの有権者たちがロジスティクスの問題について不満を述べた。
金曜日にイスラム教の聖職者が暗殺された北部の都市カノでは、
多くの投票所が2時間遅れで開いた。
また有権者の多くが投票の秘密が守られていないと不満を口にした。
ポートハーコートでもいくつかの投票所で3時間の遅れが出て、
中にはまったく開始されない投票所もあった。「投票用紙が到着していません」
Simmons通信員によると、多くのナイジェリア人が投票を恐れているという。
「彼らは私にこう言いました。『警察官が攻撃されたら、俺たちはどうしたらいいんだ?』」
しかし、アメリカの外交問題評議会のロバート・ロットバーグ(Robert Rotberg)は、
「ナイジェリアが頑張れば、他のアフリカ諸国も続くだろう。
もしナイジェリアでの民主的な実験が立ち往生すれば、
アフリカの残りの国々は傷つき、希望を失うだろう」とレポートの中で述べている。
ナイジェリアの知事は巨額の予算をコントロールし、州の中で大きな力をもっており、
多くのナイジェリア人にとっては4月21日の大統領選挙と同じく重要な選挙だ。
政権党の国民民主党(PDP)は36の州のうち28州を制しており、
一握りの野党が残りを分け合うような状況だ。
評論家は、潤沢な資金と現職の強みを生かしてPDPが楽勝するだろうと予測している。
しかし、地方独特の汚職、基本的サービスの欠如、治安の悪化などがあり、
多くの州で反対派にとってのチャンスは高まっている。
政府は、土曜日に一日中国境を閉鎖するよう命じた。
またオバサンジョ大統領は、投票日には暴力や詐欺に遭わぬよう外出を控えるよう勧告した。
4月21日、ナイジェリアでは大統領選挙が行われる。
これが成功すれば、1960年に独立して以来、選ばれた大統領が平和裏に別の者に
椅子を譲る始めてのケースとなる。
(04/14 13:23 GMT)
★ ソースは、Al Jazeera [カタール] とかからはしょり気味に訳。
http://english.aljazeera.net/NR/exeres/5A13F14E-442C-4581-B0F3-46AAA357C4BA.htm (英語)
★ ナイジェリア。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/nigeria/ (外務省)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/africa/image/map35.gif (場所)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%AA%E3%82%A2 (Wikipedia)
>>5 ダメな国の代表格だぞ。激しい内戦とか虐殺がないだけで(昔あったが)
南ア等に犯罪者が大量流出するわ、人身売買の拠点になってるわ。
国内に宗教対立・民族対立があって頻繁に襲撃事件とかあるし、石油分配を巡って反政府勢力が外国人誘拐を繰り返してるし。
ラゴスはヨハネスブルク、ナイロビと並ぶアフリカ三大犯罪都市。
国家予算の9割が閣僚や役人の懐に消えるとも言われる。
とにかく汚職と犯罪が酷い。
まぁ犯罪組織や武装組織は連邦政府か州政府の要人と繋がってるはずだが。(途上国によくあるパターン)