□イラク・アフガンの米陸軍、駐留期間を3か月延長
【ワシントン=貞広貴志】ゲーツ米国防長官は11日、イラクとアフ
ガニスタンに展開する陸軍の駐留期間を現行の12か月間から15か月
間に延長すると発表した。
イラクでは約16万人に増強した駐留規模を「今後1年間にわたって
維持できる能力」(同長官)を確立するのが狙いで、バグダッドの治安
確保などに膨大な兵力投入が必要なことを改めて浮き彫りにした。
実際にいつまで任期延長を続けるかは、現地の情勢次第で判断する。
海兵隊や州兵については、現行の駐留期間を維持する。ゲーツ長官は、
これまで兵力を維持するため部隊の展開時期を早めたり、急きょ撤収時
期を遅らせるケースが続出していたと指摘した。
これに対し、民主党のアイク・スケルトン下院軍事委員長は、「すで
に疲弊した陸軍にさらなる負担をしいるものだ」と批判。すでに3、4
回目の現地派遣となる場合も広がっており、駐留期間延長による事実上
の増派に、反発が強まる事態も予想される。
出典:2007年4月12日10時16分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070412i203.htm 関連記事:
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http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200704110026.html