ダルフールからの越境民兵、チャドで住民200人以上殺害
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は10日、アフリカ中部チャドで、
隣国スーダン西部ダルフールから越境したと見られるアラブ系民兵が集落を
襲撃する事件が発生し、住民ら200人以上が殺害されたと発表した。
UNHCRによると、事件は先月31日、チャド南東部の2集落で発生。チャド当局は
当初約65人が死亡したと推計していたが、UNHCRが8日に行った現地調査の結果、
犠牲者は少なくとも200人、最大で400人に上ることが明らかになったという。
アラブ系民兵の拠点とされるダルフール地方では、アフリカ連合(AU)部隊約
7000人が駐留し、停戦監視に当たっているが、国境付近を中心に、
アラブ系民兵による黒人系集落襲撃事件が後を絶たず、戦乱がチャドや
中央アフリカへ拡大している。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070410i114.htm チャド、スーダン両軍が国境で衝突=双方に多数の死傷者
アフリカのチャドと隣国スーダンの国境で9日夜、両国軍が激しく衝突し、
双方に多数の死傷者が出た。スーダン軍の発表によると、チャドと国境を接する
同国西部ダルフール地方でのチャド軍との戦闘で、スーダン兵士17人が死亡、
40人が負傷した。チャド高官は、この戦闘で双方に約30人の死者がでたと述べた。
同高官が匿名を条件にAFP通信に明らかにしたところによると、チャド軍が
反政府武装勢力を追撃してスーダンに越境し、スーダン軍の反撃を受けたという。
ただ、チャド政府は、政府軍がスーダンに越境した事実はないと否定している。
両国国境での戦闘に先立って同日、チャド東部で政府軍と反政府武装勢力の間で
激しい戦闘が展開された。チャド政府の報道官によれば、少なくとも政府軍兵士8人が死亡し、
武装勢力側にも多数の死者がでた。チャド東部は2月以降、比較的平静を保っていたが、
政府軍が今月初めに武装勢力の拠点を爆撃したのを機に、再び不穏な情勢が続いている。
武装勢力は車両200台以上を投入して政府軍陣地を襲撃。これに対し政府軍は断固反撃し、
武装勢力の車両38台を破壊したという。同報道官は、武装勢力はこれまでと同様、
スーダンから侵入してきたと述べた。
http://www.jiji.com/jc/a?g=afp_int&k=20070411011877a 関連スレ:
【スーダン】国連人権理閉幕、ダルフール問題で決議は「骨抜き」 [4/1]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1175398199/ 【スーダン】新たな衝突、ダルフール和平協定が消滅か [3/27]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1174959563/