タイ暫定政権のスラユット首相は29日、新憲法の是非を問う国民投票を9月中に
実施し、民政移管に向けた総選挙を12月16日もしくは23日に行うことを明らかに
した。国軍幹部らで構成する国家治安評議会のソンティ議長(陸軍司令官)らとの
会談後、記者団に語った。
今月30日には昨年9月のクーデターを批判し早期の民政移管を求める市民団体の
集会・デモが予定されており、ソンティ議長は首相にバンコク首都圏の非常事態を
宣言するよう要請したとされる。
しかし、スラユット首相は「国民同士の対立という不幸な事態の回避に全力を尽くす。
情勢は近い将来には改善されるだろう」と述べるにとどまり、非常事態宣言などの
強硬手段には言及しなかった。(バンコク共同)
毎日新聞 2007年3月30日 2時18分
ソース
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20070330k0000m030167000c.html