◆Chechnya announces major housing programme for displaced people(UNHCR)
http://www.unhcr.org/news/NEWS/460934974.html チェチェン共和国当局は、一時収容施設で生活している3,000世帯の難民にアパートを提
供することを決定した。
連邦移住局<Federal Migration Service>のチェチェン部門長Asu Dudarkaev氏によると、
今年の年末までに共和国内の一時収容施設の80%が閉鎖され、一定の類型に属する世帯は
代替施設(アパート)が提供される。
恩恵を受けられるのは、もともとアパート地区に住んでいてチェチェン紛争で家を失った
世帯や、特に困難な状況に置かれている個人・世帯だ。
「最近までに隣接するイングーシ共和国に避難していた人々の帰還が進んでおり、一時的
なシェルターを提供していたが、これを閉鎖することにした。チェチェンから恒久的に離
れた家族の3,000棟のアパート(空き家)があり、また連邦政府からの補償金が得られた
ので、アパートをリフォーム工事を施し、かわりに提供することにした。」Durarkaev氏、
UNHCRの訪問団に。
グロズヌイは紛争で壊滅し、居住地域も1999〜2000年にかけて連邦政府軍が武装勢力から
同市を奪還したとき破壊し尽くされ、同時にほとんどの人口が共和国外・ロシア外への避
難した。しかし、最近あちこちで再建事業が始まる兆しがある。
「建設関係で20,000人規模の雇用が生まれており、今後も雇用は増える見込みです。多く
の人の所得につながり、地域経済への効果もあります。」Durakrkaev氏。
チェチェンの国内難民の再統合を支援するUNHCRは、この新たな居住プログラムを警戒し
つつ歓迎している。
「国内難民に適切な住居を提供するチェチェン当局の施策を歓迎します。しかし、新しい
アパートの割り当ては、難民の個別のニーズを勘案し、公平・透明なプロセスで行われる
必要があります。」ロシアUNHCR代表のWolfgang Milzow氏。
同氏は、難民が一時収容施設から退去させられる前に、適切なアパートに本当に入居でき
るのか事前確認するようにすべきだとしている。
チェチェンからは事態が好転しつつあるとの話も多く出てきているが、一方で、欧州議会
他によると治安当局による深刻な人権侵害もいまだはびこっている。
UNHCRはイングーシ・北オセチアに事務所を有しており、チェチェンへの定期的な訪問
や、現地のパートナーと連携により監視活動を続けている。現地パートナーは紛争で家・
財産を失った人々に法的支援やカウンセリングを行っている。また、人々を小規模ビジネ
スに従事させ基本的な収入を確保させる即効性の高いプロジェクトや、社会的な支援活動
(盲学校への楽器提供、図書館へのコピー機提供)も進めている。
◆依頼
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