スーダンの首都ハルツーム近郊で24日、反政府勢力、スーダン解放軍(SLM)と
警察部隊が衝突、激戦となり、警官2人、SLMメンバー8人の計10人が死亡、
6人が負傷した。
スーダン政府のタハ内相によると、ハルツーム近郊のオムドゥルマン地区で同日、
市民の1人がSLMメンバーに向けて発砲、これをきっかけに激しい銃撃戦に
拡大したという。
タハ内相はアルジャジーラの取材に対し、オムドゥルマン地区の状況はすでに落ち着きを
取り戻しているという。
同内相は今回の衝突について、「警察部隊がSLMメンバーを拘束しようとしたが、
同メンバーらはこれに応じなかった」と話した。
これに対しSLM側のスポークスマンはAFP通信の取材に、「警察側はSLMの
元メンバーに仲間2人の引き渡しを要求、これを拒否されたため、警察側の指揮官が
部隊に発砲を命じた」と主張、最初の発砲が警察側からあったと反論した。
スポークスマンによると、この発砲で民家内にいた4人が死亡したほか、銃撃された
車の中からも4人の遺体が見つかった。
SLMを率いるミンニ・ミンナウィ指導者は2003年、スーダン西部のダルフール地方で
反政府活動を開始した。3年後、SLMは政府との和平協定に調印した。
http://news.livedoor.com/article/detail/3091156/