米大手証券モルガン・スタンレーは19日、ベトナムの国営資本投資会社(SCIC)
と共同出資でベトナムに証券会社を設立すると発表した。
米国の証券会社がベトナムに現地法人を設立するのは初めて。
ベトナムは今年1月の世界貿易機関(WTO)加盟を機に市場経済導入を加速しており、
モルガンは将来の証券ビジネスの成長性が高いと判断した。
新しい証券会社の名称は「SCICモルガン・スタンレー証券」(仮称)で、近く
ベトナム政府に設立認可を申請し、年内に営業を開始する計画。両社の出資比率は
今後詰める。代表者はSCIC側が派遣する予定だ。
新たな証券会社では国営企業の株式新規公開(IPO)のほか、株式の売買仲介や
M&A(企業の合併・買収)の助言など証券業務および投資銀行業務全般を手掛ける。
ニュースソース
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20070319AT2M1901T19032007.html