安倍晋三首相は19日夕、来日したシンガポールのリー・シェンロン首相と官邸で
会談し、両国間の経済連携協定(EPA)を一部改正する文書に署名、投資信託の
相互販売を解禁するなど金融サービスの自由化拡大が正式決定した。
日本にとってシンガポールは、自由貿易協定(FTA)を中心とするEPAの最初の
締結国。2002年11月の協定発効後、貿易総額は02年の約2兆4000億円
から、06年は約3兆1200億円と約3割拡大した。
今回の改正では、日本が輸入するマンゴーなどの関税を撤廃し一段の貿易拡大を図る。
金融分野では、自国の金融機関の投信について相手国でも販売、勧誘できるよう相互
に規制緩和。
日本でのシンガポールの保険販売を容易にするほか、シンガポール側は同国に進出する
邦銀の免許枠を拡大することも盛り込んだ。
ニュースソース
http://www.47news.jp/CN/200703/CN2007031901000578.html