国連ネパール支援団(UNMIN)は9日、ネパール政府との内戦を終結した
共産党毛沢東主義派(毛派)の武器と兵士の登録が完了した、と発表した。
6月半ばに予定する制憲議会選挙を前に、近く国連による武器と兵士の監視が
始まる。ただ、選挙は予定通りの実施を危ぶむ見方が強まっている。
武器と兵士は各地の駐屯地に収容され、国連要員が監視する。日本の自衛隊から
派遣予定の数人も監視に加わる。
登録された毛派の武器は3475点、兵士は3万1152人で、兵士に比べ武器
の数が少ないため、軍や現政権から疑う声も上がる。毛派のプラチャンダ議長は
「武器の一部は川に流されたり、燃えたりした」と釈明。
UNMINは「武器を隠している可能性は排除できないが、おおむね満足できる」
とした。
制憲議会選挙は王制存続の是非が焦点だが、準備を進めるための毛派を含む暫定
政権の発足が遅れている。毛派による他人の不動産の占拠や、武器を持って
駐屯地を離れる行為に、現政権の批判が強いためだ。
一方、暫定議会は9日、平野部住民の権利拡大要求を受け、連邦制導入や平野部
人口を反映した新選挙区を設ける暫定憲法改正案を可決。この新選挙区の設定
にも時間がかかるとみられる。
ニュースソース
http://www.asahi.com/international/update/0310/021.html 関連スレ
【インド】毛派反政府勢力、政治家を暗殺 - インド [3/5]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1173239691/l50