親子らで夜の博物館を探検し、そこで泊まるプログラムがニューヨーク市内や近郊の
施設に続々登場、人気を集めている。
こうしたプログラムは以前からあったが、夜の博物館で展示物が動き出して悩まされ
る警備員を描いたコメディー映画「ナイト・ミュージアム」のヒットで、昼間とは
違った雰囲気の博物館に興味を持つ人が増えたためだ。
マンハッタンのセントラルパークに隣接する米自然史博物館。ドアが閉められ、部屋
が暗くなると冒険が始まる。懐中電灯を手に館内を歩き、闇の中に浮かび上がる恐竜
やバファローの剥製(はくせい)と対面。昼間見るより迫力があるとの感想が寄せ
られるという。
館内ツアーの後、プラネタリウムを鑑賞し、大きなくじらの模型が掲げられた海洋生物
ホールで眠る。
「スリープオーバー」と名づけられたこのプログラムは6月まで行われるが、すでに
予約で一杯となっている。
2人の子供を連れて参加した男性は「安全な場所で非日常のミステリアスな体験が
できる。子供だけでなく大人も十分楽しめる」と話す。
このほか動物園や水族館もナイト・プログラムを展開。ブロンクス動物園では夜の
動物の生態を観察し敷地内でキャンプ、鳥の鳴き声を目覚まし代わりに起床すると
いう特色を生かした内容が好評という。
ニュースソース
http://www.sankei.co.jp/kokusai/usa/070310/usa070310008.htm