英国の著名な女性ピアニストで昨年77歳で死去したジョイス・ハットーさんの
音楽CDが、別のピアニストによる録音を盗用して制作されていたことが6日
までに明らかになった。
英メディアによると、ハットーさんは長年がん治療を続けていたが、音楽プロデューサー
の夫が「録音中に痛みでうめき声が入ってしまい、彼女を悲しませないためにやった」
などと不正を認めた。
盗用が疑われているのはリストやラフマニノフなど大半の作品で、欧州のクラシック・
ファンに衝撃が広がっている。
盗用疑惑は英音楽誌グラモフォン(電子版)が2月15日の記事で指摘。ある批評家が
ハットーさんのCDをパソコンにセットしたところ、別の演奏家のジャケット写真が
画面に現れたことが発端となり、同誌はCDの音を科学的に鑑定。
その結果、一部の曲が別のピアニストらの演奏とまったく同一だと結論付けた。
ニュースソース
http://www.47news.jp/CN/200703/CN2007030601000665.html