「怪死」元大統領の遺骨発見 グルジア「他殺示す痕跡」
93年に不可解な状況で死亡したガムサフルディア元グルジア大統領の行方不明になっていた墓や遺骨
が2日、ロシア南部チェチェン共和国のグロズヌイで見つかった。自殺、他殺の両説で揺れてきた元大統領
の死因論議に改めて火がつきそうで、緊張するロシアとグルジアの関係にも影響が出る可能性がある。
ガムサフルディア氏は反体制活動家から90年に最高会議議長に就任、91年に初代大統領となってソ連
からの独立を主導した。だが、92年1月に反対派の武装蜂起で失脚。内戦を戦ったグルジア西部で93年
12月、頭に銃創を負い死亡した。
ところが、死亡時には誰もそばにおらず、側近らが自殺としたのに対し、親族らは反対派による殺害を主
張。同氏と友好的な関係にあったチェチェンが遺体を引き取ったが、独立派政権とロシアの軍事紛争など
で遺骨が行方不明となり、死因の混迷に輪をかけていた。
2日の墓の発掘には現在の親ロシア派指導者、カドイロフ・チェチェン共和国大統領も立ち会い、頭骨の
右から左にかけ銃弾の貫通を確認。共和国司法当局は「他殺を示す痕跡がある」としている。
(下記ソースより一部引用)
http://www.asahi.com/international/update/0304/007.html http://www.asahi.com/