新薬の開発を目的としてジュネーブに設立されたNGO団体「DNDi(Drugs for Neglected
Diseases Initiative、顧みられない病気のためのイニシアティブ)」と、フランスの
医薬品大手サノフィ・アベンティス(Sanofi-Aventis)は1日、両者が共同開発した
低価格マラリア治療薬「ASAQ」を、2007年末をめどにアフリカに導入すると発表した。
報道発表文の中で両者は、「マラリア治療薬の開発は、世界規模で取り組むべき課題だ。
マラリア蔓延地域で苦しむ患者は、安価で有効性が高く、その地域に適した治療薬を
必要としている」とASAQ開発の意義について語っている。
ASAQの画期性は、非営利目的の開発事業によって実現したその価格にある。薬局での
販売が可能となれば、1日分の薬代は成人向けが1ドル(約117円)程度、子供向け
ならばわずか50セント(約58円)以下ですむという。
ニュースソース
http://www.afpbb.com/article/1383103