米映画監督デヴィッド・クローネンバーグ(David Cronenberg)が、自身の1986年
の大ヒット映画「ザ・フライ(The Fly)」を来年オペラ化することが、パリの
シャトレー劇場(Le Theatre du Chatelet)とロサンゼルス・オペラ
(Los Angeles Opea)両方の発表で明らかになった。
■映画人たちの新たな試み
オペラ版「ザ・フライ」はオペラデビューを飾るクローネンバーグにより監督され、
三大テノールの一人であるスペイン人テノール歌手のプラシド・ドミンゴ
(Placido Domingo)が指揮を務めるという。
同オペラの音楽は映画版のサントラを担当した、カナダ人作曲家ハワード・ショア
(Howard Shore)が手掛ける。
「完全に新しいものです」ショアは会見で述べた。
ショアはこれまで、ジェフ・ゴールドブラム(Jeff Goldblum)主演のSFホラー映画
である同作を始め、「羊達の沈黙(The Silence of The Lambs)」や「アビエイター
(Aviator)」など60以上の映画音楽を手掛けてきた。
しかし、2008年7月にプレミア上演を迎える予定の今回のオペラ版「ザ・フライ」は
ショアにとって初のオペラ作曲となる。
「現代の偉大な作曲家にオペラの作曲をする機会を与えるのは、舞台監督と我々の
義務です。」ドミンゴは語った。
オペラ「ザ・フライ」は2008年7月2日から12日までパリで上演され、その後9月7日に
ロサンゼルスでオープニングを迎える。
ニュースソース
http://www.afpbb.com/article/1345334