ナイジェリアの油田地帯で前月誘拐されたフィリピン人船員24人が、
無事帰国し家族らと再会した。
人質となっていた船員らは、民間航空機でマニラ(Manila)に到着後、
政府高官の出迎えを受け、多数の記者に囲まれた。
その後、大統領府で グロリア・アロヨ(Gloria Arroyo)大統領と面会し、
報道陣のフラッシュがたかれる中「大変嬉しく思っています。アロヨ大統領、
ありがとうございました」と感謝を述べた。
24人は1月20日、ドイツ船籍のナイジェリア沖貨物船でナイジェリア沖を航行中、
武装グループに誘拐された。
フィリピン政府とナイジェリア政府が武装グループと交渉を続けるなか、24日間
にわたり、ナイジェリアのデルタ地帯で拘束され、覆面をしたメンバーらの脅迫
を受け続けた。
犯行グループは明らかになっていない。
今まで、数々の人質事件を起こしているニジェール・デルタ解放運動(Movement
for the Emancipation of Niger Delta)は、敵対するグループの犯行だとして
いる。
ニュースソース
http://www.afpbb.com/article/1346043