米、イラク両政府の大々的な号令で始まった首都バグダッドでの掃討作戦。
イスラム教スンニ派武装勢力やシーア派民兵組織の激しい抵抗はなく、
マリキ首相は「輝かしい成功」と治安改善を誇示した。
だが、民兵組織幹部は既にバグダッドを離れたと言われており、早くも作戦の
“空振り”を懸念する声が出ている。
「昨日はほとんど事件がなかったが、今日は変わるかもしれない」。
ロイター通信によると、駐留米軍報道官は16日、民兵組織や武装勢力との
衝突がほとんどないことを認めた上で「成否について話すにはまだ早すぎる」
とくぎを刺した。
報道官によると、米・イラク合同部隊が展開しているのは、シーア派民兵が多く
活動していた北部カドミヤ地区や、スンニ派武装勢力が拠点を置く北部
アダミヤ地区、テロが頻発していた中心部カラダ地区など。
14日朝には集中的な作戦を始めたはずだが、目立った成果は聞こえてこない。
ニュースソース
http://www.47news.jp/CN/200702/CN2007021701000445.html