◇米、3・5%成長に急回復 10−12月期、消費がけん引
【ワシントン31日共同】
米商務省が31日発表した昨年10−12月期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)の速報値は、
年率換算で前期比3・5%増となり、景気減速が続いた前2期から3期ぶりに急回復した。
個人消費の力強い動きに加え、輸出の伸びが成長をリード、金融市場の事前予想(約3・1%増)を上回る拡大を示した。
米経済は住宅市場の冷え込みをきっかけとした景気鈍化を乗り越え、持続可能な安定成長へ
「軟着陸」しつつあるとの見方が強まりそうだ。
2006年通年の成長率も前年比3・4%増と2年ぶりに上向いた。
ブッシュ政権は07年以降も3%台の着実な成長が続くとみている。
連邦準備制度理事会(FRB)の連邦公開市場委員会(FOMC)は同日午後に政策金利の据え置きを決める見通し。
金融市場で一時広がっていた利下げ観測は後退、当面は現状維持が続くとの予想が大勢だ。
ソース:共同通信
http://www.47news.jp/CN/200701/CN2007013101000761.html