イランがウラン濃縮活動と国連による対イラン制裁の「同時停止」を検討していると
表明したことについて、ウルフ米国連次席大使(首席大使代行)は29日、
濃縮活動の停止が先決と強調、同時停止提案を一蹴(いっしゅう)した。
国連本部で記者団に語った。
安保理が昨年12月に採択したイラン制裁決議は、イランが濃縮を含む核関連活動を
全面停止すれば「加盟国は制裁を停止する」と明記。
ウルフ大使はこの点を踏まえ「(制裁)停止の道筋は示されており、再解釈の余地は
ない」と述べた。
同時停止提案は国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長が示し、イラン
の核交渉責任者ラリジャニ最高安全保障委員会事務局長が28日、「検討している」
と述べていた。
ニュースソース
http://www.sankei.co.jp/kokusai/usa/070130/usa070130003.htm