セルビア総選挙、単独過半数なしの可能性
2007.01.22
Web posted at: 13:23 JST
- CNN/AP
ベオグラード──旧ユーゴスラビアのセルビアで21日投票が行われた総選挙で、
単独過半数を獲得する政党がない可能性が、調査や途中開票結果で明らかになった。
今回の総選挙は、昨年モンテネグロとの国家連合を解消して以来初めて実施された。
独立系調査団体によると、投票率は締め切り1時間前で約57%と、有権者の関心
の高さが示された。
同団体の出口調査の結果によると、故ミロシェビッチ元大統領を支持するセルビア
急進党が得票率29%で首位に立っているものの、単独過半数には届かない見通し。
タディッチ党首率いる親欧州派の民主党が23%、コシュトニツァ首相が率いる中道
右派のセルビア民主党が17%で後を追っているという。選挙管理委員会もほぼ同様
の途中開票結果を発表した。
これまでの調査や開票の結果が最終結果に反映された場合、対立が続いている民主派
各政党が次期首相の人選で合意し、連立政権を組んで、続投を主張しているコシュ
トニツァ首相に対抗する可能性も出てくる。
CNN
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200701220009.html