【イラク情勢】マリキ首相、自らの支持基盤「サドル師派」への対決姿勢を強める［01/21］

米軍とイラク軍によるイラクの首都バグダッドの治安回復作戦の本格化を間近に控え、
マリキ首相が自らの支持基盤でもあるイスラム教シーア派の対米強硬派「サドル師派」
との対決姿勢を強めている。

今月１０日にイラク新政策を発表したブッシュ米大統領の「シーア派民兵組織の解体」
という強い要請に応えた形だが、同師派との全面対決は国内に大混乱を引き起こす
危険性をはらんでおり、一層の治安悪化を招く恐れもある。

サドル師派の幹部がロイター通信に語ったところでは、イラク軍と米軍は１９日未明、
バグダッド東部のサドルシティー近郊で、「サドル師派」を率いるムクタダ・サドル師
の側近、アブドルハーディ・ダラジ氏を拘束した。

イラク駐留米軍は同日、米軍の軍事顧問団の支援を受けたイラク軍が、誘拐や拷問、
殺人容疑で手配されていた「殺人部隊」のリーダーを逮捕したとの声明を出した。

サドル師派幹部は「ダラジ氏はスポークスマンであり、軍事部門の人間ではない」と
反発している。

マリキ首相はサドル師派の支持を得て首相に選出されており、これまでは同師派擁護の
姿勢が顕著だった。

だが、米新政策の強い圧力を受け、これまでの姿勢を転換せざるを得ない状況に置かれ
ている。ＡＰ通信によると、首相はこれまでに同師派の民兵組織マフディ軍の
メンバー４００人を拘束したことを明らかにしており、同軍幹部は少なくとも
５人の幹部が拘束あるいは殺害されたと主張している。

だが、こうした対決姿勢の鮮明化はサドル師派支持者に強い反発を生んでいる。
スンニ派住民がマフディ軍を「殺人部隊」と批判するのに対し、シーア派住民の間では
「地域防衛軍」との見方も強い。

バグダッドではスンニ派武装勢力によるとみられるテロが頻発しており、その中での
同師派への圧力強化は「米軍、イラク軍のスンニ派への偏向」との疑念を生んでいる。

マフディ軍は国内に６万人、サドルシティーだけでも３万人の民兵を抱えるとされる。
全面的な軍事対決は混乱を引き起こす可能性が強く、米、イラク軍は当面、全面対決
を避けつつ、幹部拘束に重点を置くとみられる。

ニュースソース：http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20070121k0000m030026000c.html

ムクタダムクタダ

　イラクの首都バグダッド北東部で２０日、駐留米軍の輸送用ヘリコプター
「ブラックホーク」が墜落、搭乗していた乗員４人と兵士９人の全員が死亡した。
米軍が声明で発表した。
￣￣￣￣￣￣∨￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　彡ミ　 　 ＿＿＿　　＿_　　　　* 米のハイテク軍事力ってのは実は
　　|ヽ　　/|　　,,,,,,,,l /　 / 　　　大した事ないんじゃないかって気がする。
　　|ヽ 　 | |　ﾐ ･д･ﾐ/＿/旦~~　
　 ⊥　　 |　￣|￣||￣￣￣￣￣|　米の原潜だって常時ソナー使うから超音波ディテクタで
　 凵 　 　`TT |￣l￣￣￣￣￣l 　簡単に探知できる筈ですが、どこの国もやりませんものね。(･∀･ )

07.1.21 朝日「バグダッド北東部で米軍ヘリ墜落、１３人死亡」
http://www.asahi.com/international/update/0121/003.html