AP通信によると、サッカー・イタリア1部セリエAで現在首位を走るインテル・
ミラノのオーナー兼社長マッシモ・モラッティ氏と、同じく強豪のACミランの
副社長アドリアーノ・ガッリアーニ氏が、不正会計の疑いで調べを受けている
ことが明らかになった。
17日の地元紙コリエレ・デラ・セラが、選手が移籍した際の収入を過大評価する
などして利益を水増しした疑いがあるとして、ミラノ検察が調べを進めている
と伝えた。
またANSA通信は、すでに捜査がほぼ終結していると報じた。
両氏とも疑惑を否定している。
イタリア司法当局は以前にも、ASローマやラツィオなど強豪チームを含めた複数の
チームに対し、調査を行ったことがある。
世界最高峰リーグの1つとして世界的な知名度と人気を誇るセリエAだが、選手獲得
費用の高騰や放漫経営などで、財務体質に慢性的な問題を抱えているチームは少なく
なく、帳簿操作や財務保証書の偽造、税金の滞納などがしばしば問題となる。
また、2001年のフィオレンティーナのように、チームそのものが破産に追い込まれ
消滅する(現在のフィオレンティーナは名称を引き継いだ別法人)ケースも出ている。
ニュースソース
http://news.livedoor.com/article/detail/2983556/