米カリフォルニア州のモントレー水族館は16日、映画「ジョーズ」のモデルとして
知られるホホジロザメ(体長2メートル)を太平洋に放流した。
飼育期間は137日間で、同水族館が保持する世界記録(198日間)の更新は
ならなかった。
ホホジロザメはどう猛ながら神経質で、飼育が難しい。
同水族館は研究を重ね、2004年から05年にかけての198日間、長期飼育に
世界で初成功。
昨年夏にも1歳の「ジョーズ」が捕獲されたため、長期飼育に再挑戦していた。
2代目は大型水槽内ですくすく育ち、体重77.5キロと、捕獲時より30キロも増えた。
初代は水槽内の魚を襲い始めたため放流を決めたが、今回は最後までマグロやカメと共生し、
スタッフが与えるサケやギンダラだけを食べていた。
悠然と泳ぐ「人食いザメ」は来館者の人気者だったが、同水族館は「大きく成長し、
これ以上放流を遅らせると、放流の運搬時にスタッフに危害が及ぶリスクが高まる」
と考え、放流を決断した。
ニュースソース
http://www.asahi.com/international/update/0118/010.html