【フランス】シラク仏大統領の“最後の仕事” パリで開かれるレバノン支援会議に熱意[01/17]

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フランスのシラク大統領は5月の任期切れを前に最後の仕上げとしてパリで開かれる
レバノン支援国際会議(1月25日)と国際環境会議(2月2、3日)に熱意を
燃やしている。

仏外務省のマテイ報道官は17日、レバノン会議を前にフランスが「地域問題、特にレバノン
情勢」を討議するため「イランへの密使派遣を検討中」と述べ、この日発行のルモンド紙の
報道を確認した。

同紙によると、大統領は当初、ドストブラジ外相の派遣を考えたが、米国や中東諸国が反対
したため、高官派遣に切り替えたという。

報道官は、核疑惑で米欧などと対峙(たいじ)するイランへの特使派遣の目的は「地域問題」
にのみに限定され、核問題でフランスはイランと直取引しないと明言するなど
「イランへ密使派遣」の刺激を和らげるのに努めた。
シリアとの対話の意思がないことも表明した。

フランスなど欧州ではレバノンのシニオラ政権に圧力を強めるイスラム教シーア派組織
ヒズボラ(神の党)の背後にはイラン、シリアがいるのは間違いないと確信している。
このため、レバノン問題の解決にはイラン、シリアの協力が不可欠との認識がある。

大統領がレバノン問題に熱意を傾ける背景には
(1)フランスはレバノンの旧宗主国
(2)2005年2月に暗殺されたハリリ元首相と非常に親しい
(3)米仏はイラク戦争をめぐり対立したものの、ヒズボラの武装解除
などを盛りこんだ04年9月の国連決議1559が共同提案となりレバノン問題は
両国にとって和解の象徴にもなっていることが挙げられる。

環境国際会議「地球市民」では大統領の側近、ジュペ元首相が組織委員会の名誉会長を
務める。ジュペ氏は17日の会見で「地球の環境的状況が極めて重大である」という
認識を参加国に持たせるのが会議の狙いと述べた。

今のところ約40カ国、120人が参加するが、米国からはオブザーバー1人だけ。
ジュペ氏が中国、インドを、ベドリーヌ元外相がロシアを訪問して会議の重要性を
訴える予定だ。

大統領は3月末までに大統領選への出馬するかどうかを表明すると述べているが、大半の
国民は出馬はないとみている。最近の世論調査でも大統領が出馬した場合1回目の投票で
大統領に入れると答えたのはわずか5%にとどまっている。

ニュースソース:http://www.sankei.co.jp/kokusai/europe/070117/erp070117001.htm
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