アフガニスタンを訪問中のゲーツ米国防長官は17日、イスラム原理主義勢力タリバン
との激化する戦闘の前線を直接視察するため、パキスタン国境付近の米軍基地を訪れた。
基地の兵士の話によると、このところ、ほぼ週に2度の割合でタリバンによるロケットや
迫撃砲による攻撃があるという。
ゲーツ長官はカブールからヘリコプターで現地入りし、基地内を精力的に回ってアフガニ
スタン兵士や米軍兵士と握手を交わした。同長官は基地で現地情勢について説明を受けた。
基地の兵士によれば、タリバン勢力の越境侵入は極めて規則的だが、少数で侵入してくる
ため、1カ所で多数を捕捉できることはめったにないという。
ただ、同基地の南方約30キロの地点では、米、北大西洋条約機構(NATO)、アフガニ
スタンの部隊が今月10日に、夜間に越境してきた武装ゲリラ130人を殺害している。
前線基地はアフガニスタンのパクティカ州の北端にあり、周りにはほぼ不毛の小山が取り
囲むように連なっている。
基地名の「ティルマン」はNFLのアメリカンフットボール選手から兵士に転じたパット・
ティルマン氏にちなんで名づけられた。
同氏は2004年に味方兵士の援護射撃で誤って死亡した。
ニュースソース
http://news.livedoor.com/article/detail/2982710/ 画像
http://image.news.livedoor.com/newsimage/A/0/AFP010585_00.jpg