ロシア政府系エネルギー企業、ガスプロムは独大手銀のドレスナー銀行と組み、
温暖化ガスの排出権取引ビジネスを展開する。
16日、両グループで合弁会社を設立すると発表した。
環境効率の改善余地が大きいロシア・旧ソ連の企業の排出権を売却するなど、
成長が見込まれる排出権ビジネスに参入する。
合弁会社はガスプロムグループのガスプロムバンクとドレスナー銀が50%ずつを出資し、
ルクセンブルクに設ける。既に欧州委員会から設立認可を取得した。
例えばロシアのエネルギー会社が環境効率改善プロジェクトなどで大幅な排出量の
削減を実現した場合、削減分を排出権として欧州企業などに販売すれば利益を
得られる。
ガスプロムバンクはロシア企業に幅広いパイプを持つ。
欧州の排出権取引で実績のあるドレスナー銀グループのノウハウを活用することで、
収益拡大につなげる狙いだ。
ニュースソース
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20070117AT2M1601I17012007.html