24日、イラクの旧政権の国防相、ケミカル・アリことアリ・ハッサン・ アル・マジードの裁判が12日ぶりに開始されたが、88年のアンファルで のシーア派住民虐殺の公判で、アリは自分の弁護士と接見する権利が与 えられないとして法廷証言をすべて拒否。軍諜報部の元チーフ、サビール ・アル・ドゥーリも同様に証言を拒否。裁判長は仕方なくマイクを別の方向 へと向けた。 アリは11日の法廷で、当時北部クルドでの戦闘に備えて立ち退きを命じた地 域で家を離れようとしなかった住民達を殺害するよう命じたことは既に認め ている。 http://www.iraqupdates.com/p_articles.php/article/13845 Anfal case defense requests testimonies of witnesses outside Iraq to be endorsed (Voices of Iraq) サビール・アル・ドゥーリの弁護士は裁判長に対し、アンファル事件に関連 してアル・ドゥーリを告発する証言を裏付ける証言を国内外から募ることを求めた。 原告団長のムンキズ・アルフィラアウンアル・ファトラニは火曜日の公判で、 タヘル・タウフィク・アルアアニとアリ・ハッサン・アル・マジードをビデオ テープをみせながら告発。
http://www.iraqupdates.com/p_articles.php/article/13936 Iraqi court postpones decision for fate of ex-VP to Feb. (新華社通信) イラク法廷はサダム政権の前副首相タハ・ヤシール・ラマダンの処刑を求め る異議申し立てに関する公判を2月12日まで延期。 その理由は、ラマダンとその弁護士団が法廷に姿を見せていないた め。異議申し立て法廷はラマダンに対する求刑を無期懲役から死刑に 変更することが期待されている。
http://www.iraqupdates.com/p_articles.php/article/13843 Final sentence on former Iraqi vice-president will not take long – prosecutor ラマダンは82年のドゥジャイル村での住民虐殺に関与したとされ昨年11 月5日に無期懲役が宣告されていたが死刑を求める申し立てが上告され、 24日には原告団長が 前副首相の求刑内容の最終決定には時間はかからない だろう、としていた。しかしその後、同被告らは法廷に出頭しなくなった。