【パキスタン】ビンラディン容疑者の逃亡手助けと　アフガン反体制指導者が述べる［01/12］

パキスタンの民放ジオ・テレビは１１日、アフガニスタンの反体制派指導者、
グルブディン・ヘクマティアル氏のインタビュー映像を公開した。

同氏はこの中で、米軍によるアフガニスタン空爆の際、国際テロ組織アルカイダ
のオサマ・ビンラディン容疑者らの逃亡を手助けしたことを明らかにした。

ヘクマティアル氏は、イスラム原理主義政党「イスラム党」の指導者。
９３年から９４年にかけてアフガン首相を務めたが、０２年に亡命先のイランから
国外追放され、その後行方不明になったとされている。

ジオ・テレビは、インタビューの時期や場所を公表していない。

同氏はインタビューで、米軍が捜索を続けるビンラディン容疑者と、副官のザワヒリ
容疑者に言及。

米軍が東部山岳地帯への空爆を開始した０１年末に、両容疑者を「安全な場所」へ
移動させたと述べた。ただ、具体的な場所は明らかにしなかった。

同氏は一方で、アルカイダとの組織的なつながりを否定。「われわれは、アフガン国外
の闘争には関与していない」と強調した。

また、イスラム原理主義勢力タリバーンとの関係については、「反米共闘を呼び掛け
たが、タリバーン側が賛同しなかったため、交渉は決裂した」と述べたうえで、
「相手が交渉の必要性を認識すれば、こちらは応じる用意がある」との姿勢を示した。

ヘクマティアル氏はまた、「政治的な問題解決を果たすためには、まず外国軍が
アフガンから撤退する必要がある」との主張を展開した。

ニュースソース
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200701120005.html

2da