【イラク情勢】ブッシュ大統領のイラク新政策、成否はマリキ首相頼み 反米勢力制圧が試金石[01/11]

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1飛び出せ!! 釣り仲間φ ★:2007/01/12(金) 03:39:09 ID:???

ブッシュ米大統領が発表したイラク新戦略の成否は、「早期に治安状況の安定をもたらすこと
ができるか」の一点に尽きる。それはシーア派主導のマリキ政権の“やる気”次第だが、
昨年暮れのフセイン元大統領処刑で米側の延期要請を無視したように、同政権が米国が望む
ように動くのか懸念する声もある。

ブッシュ大統領との電話会談で、マリキ首相は米軍の増派を要請するとともに、宗派に関係
なく、イラク治安部隊の主導で、武装勢力を鎮圧することを表明。米軍は側面支援に回る。

しかし、これまでの共同作戦では、約束した兵員が動員されなかったり、作戦の途中で、
イラク兵が任務を放棄するなど、米軍はイラク側に煮え湯を飲まされてきた。

今回、増派される二万人余の米兵は、治安が著しく悪化している首都バグダッドとスンニ派の
武装勢力の拠点となっているイラク西部アンバル州に投入され、治安確保に当たる計画だ。

その試金石となるのが、マリキ首相が約束したとされる反米シーア派のサドル師率いる最大
武装勢力マハディ軍の制圧だ。その拠点サドルシティーにはシーア派住民二百万人が住んでいる。

新戦略では、マリキ政権にやる気を起こさせるため、“アメ”として雇用確保名目で最大十二億
ドルの経済支援も予定している。

また、ブッシュ大統領がテレビ演説で「米国のイラク関与は無期限ではない、とマリキ首相や
指導者に明確にした」と述べたように、シーア派勢力の多くは米軍の即時撤退を望んでいない。

ブッシュ政権が支援と撤退の脅しを織り交ぜ、マリキ政権を本気にさせることができるか。
それ以上に、マリキ首相にシーア、スンニの宗派間抗争を終結させ、イラクを一つにまとめよう
とする意思と能力があるのか。新戦略はまさにマリキ首相頼みだ。

ブッシュ米大統領が十日発表したイラク駐留米軍の二万人超の増派を柱としたイラク政策の
新戦略に対し、野党民主党は同日、「なぜ増派しなければならないのか、疑問は残ったままだ」
(ペロシ下院議長)などと批判を一層強めた。

同党は新戦略の公表前から増派に対する批判を強め、ブッシュ大統領に再考を促していた。

同党は米中間選挙でイラク政策継続を求めた政権与党の共和党が敗北したことを踏まえ、米国民
はイラク駐留米軍の撤退を支持したと主張。増派は「米国人をさらに危険にさらすことになる」
(リード上院院内総務)と反対し、段階的撤退や撤退時期の明示をブッシュ政権に求めていた。

大統領がこうした民主党の主張を無視し、増派を打ち出したことで、同党は十一日にも上下両院
に増派に反対する決議案を提出する。

採決となれば、上下両院で過半数を握る民主党の賛成多数で採択される可能性が高い。決議に
法的拘束力はないが、共和党の一部が賛成に回ることも考えられる。
その場合、大統領の指導力に影響が出ることになる。

ニュースソース:http://www.tokyo-np.co.jp/00/kok/20070111/eve_____kok_____002.shtml
2七つの海の名無しさん
イラク高官によると、マリキ首相は水曜日、シーア派民兵に武器を捨てて
ることを要請した、
前回まで徹底拒否していたサドル派民兵に対し
米軍の支援するイラク軍により弾圧行動に出ることにも同意した
Iraq PM tells Shiite militias to give up
Iraq's Prime Minister Tells Shiite Militiamen to Surrender Weapons or Face All-Out Assault
http://abcnews.go.com/International/wireStory?id=2785701