アフリカ北東部のソマリア情勢で、同国暫定政府のゲディ首相は1月1日、
首都モガディシオで会見し、敗走するイスラム勢力「イスラム法廷連合」
(UIC)への将兵に、投降すれば恩赦を与えると発表した。
また、2日までの武装解除を求めた。
UICは、エチオピア軍の空軍機などの支援を受ける政府軍の攻勢でモガディシオ
から撤収、1日には新たな拠点としていた南部の港湾都市キスマヨも放棄している。
ケニア国境方面へ向けて逃走しており、政府軍が追跡している。
交戦は12月下旬から始まっていた。
ゲディ首相は12月31日、ケニア、タンザニアの米大使館で1998年に発生
した同時爆破テロで手配されている国際テロ組織アルカイダの構成員3人が
キスマヨに潜伏しているとも指摘。
3人を拘束したら米国へ引き渡す、とも述べていた。
AP通信によると、ケニア政府は国境の封鎖を宣言、過激派の侵入を阻止する構えを
示している。
米海軍艦船がソマリア南部の海域に展開、3人の海路での逃走を警戒している。
劣勢のUIC軍だが、政府軍やエチオピアとの徹底抗戦を宣言している。
ニュースソース
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200701020027.html