アフリカ北東部、ソマリア暫定政府のゲディ首相は12月31日、ケニア、
タンザニアの米大使館で1998年に発生した同時爆破テロで手配されて
いる国際テロ組織アルカイダの構成員3人がキスマヨに潜伏していると
述べた。AP通信が報じた。
キスマヨはソマリア南部の港湾都市だが、同国暫定政府は1月1日、政府軍、
エチオピア軍との戦闘で首都モガディシオから敗走したイスラム勢力
「イスラム法廷連合」(UIC)が支配を放棄したと発表している。
米国は、爆破テロの容疑者がUICの指導者の地位を得ているなどと主張してきた。
ゲディ首相は、3人を拘束したら米国へ引き渡す、と指摘。
「彼らがキスマヨにいることは知っている」と語った。
キスマヨを放棄したUICは南部のケニア国境方面へ逃走。
ゲディ首相は、ケニアの駐在米大使と協議し、3人の逃亡を防ぐためケニア、
ソマリア国境を封鎖することを検討していると語った。
UICはアルカイダとのつながりを否定している。
ニュースソース
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200701010019.html