軍事クーデターの発生で、フィジーでは経済の主柱である観光産業が大打撃を
受けたとされていた。
ところが、落ち込んだ観光客数の回復に向けた多様なキャンペーンが功を奏し、
行楽地としての人気が再び急上昇しているという。
12月5日、軍の全権を握るバイニマラマ(Voreqe Bainimarama)軍司令官が無血
クーデターを実施。
軍部が全権を掌握した後、一時期、外国人観光客のキャンセルが相次いだ。
こうした観光客の激減を受け、フィジーの観光業界は宿泊料金を最大半額にするなど、
さまざまな割り引きサービスを実施。
さらに、ニュージーランド地域の「旅行危険情報」の危険度も下がったことからフィジーは、
行楽地として再び注目を集めるようになり、その後、人気が一気に上昇した。
現在、フィジー観光を扱う旅行代理店の多くが口を揃えて、「フィジーの観光客数は回復
しつつある」と語っている。
ニュージーランド地域の観光ツアーなどを扱う旅行代理店Flight Centreの広報担当、
John McGuinness氏によると、現在の問い合わせの50%近くがフィジー旅行について
だという。
「フィジーの特別割引ツアーに人気が殺到しています。現地の観光企業は宿泊施設の
割引のほか、飲食物の無料サービス券なども提供しています」(McGuinness氏)
House of Travel 旅行代理店によると、割り引き旅行実施の宣伝が行われて以来、
フィジー旅行のインターネット予約件数は25%増加しているという。
また、South Pacific Travelのニュージーランド地域担当責任者、Lynda Cairns氏は、
軍部が首都スバ(Suva)を制圧した後、予定していた旅行を取りやめた人はそれほど
多くなかったことを指摘している。
「特に、何度もフィジーを観光旅行で訪れている人なら、旅行先として訪れる場所は地理的
にスバからかなり離れていると知っていますから」(Cairns氏)
ニュースソース:
http://www.afpbb.com/article/1161997 関連スレ
【フィジー】オーストラリア政府、クーデターで政権を握ったフィジーへの援助を停止[12/20]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1166627648/l50