欧州連合(EU)欧州委員会は20日、国際線の民間航空機が排出する
2酸化炭素(CO2)量に航空会社ごとの上限を設ける規制の導入を、
欧州議会などに勧告した。
超過分にはEUの排出権取引市場を通じた調整を義務付ける。
域内を飛ぶ便は2011年から、域外とEUを結ぶ便は12年からの実施を
求めている。
ディマス委員(環境担当)は記者会見で「米国、中国、日本などの航空会社
にも適用する」と述べた。
欧州委によると、航空機のCO2排出量はEUの年間総排出量の3%に
すぎないものの、1990年当時と比べ1・87倍に大幅増加。
同委の試算では、域内国際便で1・8−9・0ユーロ(約280−1400円)、
域外便では最大40ユーロ程度、往復運賃が値上がりする可能性がある。
ニュースソース
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=soci&NWID=2006122101000065