スペインのイベリア半島南端にあり、同国が領有権を主張している英国領
ジブラルタルと、スペインを結ぶ初の旅客機が16日、運航した。
約300年に渡る両国間の争いを終結に向かわせるものとして期待されている。
この日午後1時ごろ、イベリア航空のエアバスA319機が、スペインから
ジブラルタルの空港に着陸。
ほぼ同じ時刻に、ジブラルタル発のGBエアウェイズの旅客機も、マドリッドに
到着した。
スペインはこれまで、ジブラルタルを取り戻すための外交戦略の一環として、
英国以外の航空機がジブラルタルに飛ぶことを認めなかった。
しかし今年9月、英国、スペイン、ジブラルタルの3者による会談で、外国の
航空機がジブラルタルに飛来することを認めることで合意した。
ジブラルタルの空港の滑走路に立ったスペインのレオン国務大臣(外交担当)は、
「(旅客機の運航は)この地域の住民たちに可能性を開くものであると同時に、
未来に向かって発展の窓を開くものだ」と述べた。
ニュースソース
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200612170017.html