【フランス】ジャンヌダルクの骨片を含む「遺品」は偽物と判明か[12/17]
ジャンヌダルク( Joan of Arc )のものとされている遺品の調査を行っている専門家らは、
遺体がジャンヌダルクのものではないとの結論にほぼ達したと発表した。
法医学専門家のPhilippe Charlier氏は、「フランスのヒロイン、ジャンヌダルクである可能性
は低い」と、半年におよぶ調査結果を伝えた。
「この結果だけでは、まだはっきりと断定はできないが、わたしが当初期待していたものとは
異なった結果がでてしまった。残念ながら、これらの遺品は偽物だと考えざるを得ない」と
同紙は語る。
■ 異なる痕跡
骨片や木片、端切れなどを含む、ジャンヌダルクのものとされていた遺品は、トゥール
(Tours)にあるローマカトリック教会の遺産保護団体によって大切に保管されてきた。
調査の結果、亜麻布の端切れは確かに15世紀のものと確認された。
が、そのほかの遺品については、火刑を受けたはずの焼け跡は一切なく、反対に防腐処理
の形跡が見られた。
1431年、フランスの武名の英雄ジャンヌダルクは19歳の若さで、イギリス政府によって北部
ルーアン(Rouen)の町で火あぶりの刑に処せられている。
ジャンヌダルクのものとされる遺品の調査が発表されたのは、2006年2月。
Charlier氏ら研究チームは、生化学的検査から分子構造に至るまで遺品を調査し、本物
である証明と正確な年代特定により、フランスの象徴となったジャンヌダルクの波乱の人生
を解明しようと試みた。
■ 神の声を聞いた若き英雄
フランス東部に生まれたジャンヌダルクは、聖なる声に導かれ、イギリスとの間で繰り広げ
られていた百年戦争(1337-1453)の終盤で、敗走を続けるフランスを数々の勝利をもたらした。
彼女の人生はヴォルテール(Voltaire)から現代作家に至るまで作家たちの魅力的な題材と
なり、聖人から、教会による陰謀の犠牲者など、さまざまに描かれてきた。
神の啓示やイギリス対する反撃の成功によって、ジャンヌダルクはフランス国民台頭の象徴
となった。
後にジャンヌダルクはカトリック系ナショナリストたちの神話的存在となり、またジャンマリ・
ルペン(Jean-Marie Le Pen)率いる極右政党国民戦線(Front National)の紋章にも採用
され、同党は毎年ジャンヌダルク祭を開催している。
ニュースソース
http://www.afpbb.com/article/1181812
2 :
七つの海の名無しさん:2006/12/17(日) 14:17:16 ID:l0IBnmfq
3 :
七つの海の名無しさん:2006/12/17(日) 14:29:03 ID:gALw6qLq
ジャンヌの遺灰は民衆が聖遺物として崇拝の対象にしないように念入りにあつめられ
セーヌ川に流された。残っているはずがない。
それにフランスに勝利を、というのは間違い。まだ国民国家の意識はない。
ブルゴーニュ公爵のブルゴーニュ派とは敵対していた。
だからジャンヌは王太子派に勝利をもたらした、というのが正確。
4 :
七つの海の名無しさん:2006/12/17(日) 14:45:27 ID:tJLg+K0W
そもそもジャンヌの遺骨とかって残ってるの?墓とかさ。
5 :
七つの海の名無しさん:2006/12/17(日) 14:47:18 ID:gALw6qLq
だから残ってないっつーの
6 :
ははっ:2006/12/17(日) 14:59:43 ID:4GW0+LVu
ジャンヌダルクはだいぶ後に聖人として認められたから、当時は遺物を処分したんじゃね?
あったとしても簡単に見つからんだろ
7 :
七つの海の名無しさん:2006/12/17(日) 15:59:17 ID:EiDlffVb
焼かれた骨の問題は
時空をこえているな。
8 :
七つの海の名無しさん:2006/12/17(日) 21:28:09 ID:s9BCygYc
ある歴史学者によると、現在「大腿骨」が十数本残っている聖人がギリシアに
いるそうだ。聖遺物は「知らない間に増える傾向にある」らしい。
佐藤賢一の傭兵ピエール、おもしろかったよ。ジャンヌダルクを守る傭兵の話
ジャンヌをフランスのナショナリティックヒロインに仕立て上げたのはナポレオン。
それ以前は生地の周辺でだけ細々と語り継がれていただけだった。
11 :
七つの海の名無しさん:2006/12/17(日) 21:59:08 ID:dECgwQsX
ジャンヌダルクって処刑される前、イギリス兵にムチャクチャ犯されたんだよね。
半端じゃない、恥辱の限りを。
漫画ソースとはいかがなものかと