【パレスチナ】自治政府のハニヤ首相　イスラム諸国歴訪で一定の「成果」を強調[12/15]

パレスチナ自治政府を主導するイスラム原理主義組織ハマス最高幹部の
ハニヤ首相は、１４日夜に終えたイスラム諸国歴訪で総額３億ドル
（約３５０億円）以上の支援を取り付け、一定の政治力を「誇示」することに
成功した。

アッバス自治政府議長の出身母体ファタハとの統一政府の樹立が暗礁に
乗り上げる中、ハニヤ首相は求心力回復のため歴訪の成果を最大限利用
するとみられる。

ハニヤ首相はエジプトからの帰途、支援金の持ち込みを禁止されラファの
検問所で足止め。

その後、ガザ市に戻って自宅で記者団に「歴訪はパレスチナの人々に対する
不当な（国際社会の）封鎖の突破口となった」と語った。

持ち込みを断念した現金３５００万ドルについては、幹部ら数人をエジプトに
残して「送金手段を検討している」と強調。

財政難でハマス政府の行政運営力に高まる不満の解消に努めた。

ハニヤ首相は先月末からの外遊でエジプト、イラン、シリア、カタール、スーダン
を訪問。

アフマディネジャド・イラン大統領やアサド・シリア大統領らと会談し、
▽イランから２億５０００万ドル▽カタールから４０００万ドル▽スーダンから１０００万ドル
の支援を取り付けた。

統一政府の樹立交渉でハマスは財務相ポストの獲得に固執。
それは、樹立実現後に国際社会の経済支援が再開した時、経済危機に対する
非難がハマスに集中することへの警戒の表われだ。

その意味でも、各国からの財政支援は、ハニヤ首相を勇気づけるものだった。

しかし、ハニヤ首相は当初、サウジアラビアやヨルダンへの訪問も予定したが、
両国は最終的に受け入れを拒否。

エジプトでも、ムバラク大統領は会談しなかった。

こうした穏健アラブ諸国はハマスの台頭が自国のイスラム原理主義に与える影響
を懸念し、「アッバス議長にハマス政府の排除を要求している」（外交筋）とされる。

また、穏健アラブ諸国には、対米関係を考慮してもハニヤ首相との接触は回避した
方が得策との考えがあったとみられる。

ニュースソース
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20061216k0000m030111000c.html

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はに丸禁止

2 名前：七つの海の名無しさん[] 投稿日：2006/12/15(金) 21:57:51 ID:67Hlp8Jp
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