国際赤十字社・赤新月社連盟(本部ジュネーブ)は14日、2006年版の
「世界災害報告」を発表した。
昨年1年間に世界中で発生した自然災害と大事故は合計744件で、
死者数は9万9425人、被災者数は約1億6000万人に達した。
最も大きな被害が出たのは、昨年10月8日に発生したパキスタン地震で、
報告によると、死者数全体の84%が同地震による犠牲者。
害総額(推計)は約1600億ドル(約18兆8000億円)で、スマトラ沖地震
が発生した04年を上回り、阪神大震災があった1995年(2381億ドル)
以降、最も災害被害額の大きな年となった。
昨年夏、米国を襲ったハリケーン「カトリーナ」による被害額が全体の78%
を占め、先進国が大災害に見舞われると被害額が膨らむ実態があらためて
裏付けられた。
ニュースソース
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=intl&NWID=2006121401000098