子ども白書 女性の地位向上を
ユニセフ=国連児童基金は、最新の「世界子ども白書」の中で、発展途上国の女性が
家庭の中でさまざまな決定権を握れば子どもの健康は大幅に改善するとして、
各国が女性の教育と地位向上に取り組むよう訴えました。
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/12/12/k20061212000066.html ユニセフの白書は、アジアやアフリカそれに南米の発展途上国で調査を行った結果、
子どもの健康と、女性が家庭の中で家計や健康管理それに買い物などにどれだけ決定権を
持っているかには、はっきりとした関連性があったとしています。
その具体例として、白書は、アフリカ中部のカメルーンで収入のある女性は貯金の74%を
家族の食事のために使うのに対して男性は22%しか使わないことや、インドの一部の州では、
およそ50%の女性が夫の承諾を得ないかぎり病気の子どもを医師に診てもらうこともできないことなどを
あげています。
そのうえで、白書は、女性が家庭の中で決定権を握るためには、男性と対等な立場で交渉できるよう
十分な教育を受ける必要があると指摘し、
各国が学費の免除など女性の教育と地位向上に取り組むよう訴えました。
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/12/12/d20061212000066.html