◇ソ連崩壊 合意は一晩で決定
15年前、ソビエト崩壊を決めたソビエト連邦の3つの共和国の首脳による合意から、8日でちょうど15年に
なりますが、この歴史的な決定がわずか一晩で決まったことが、NHKが入手した草稿などから明らかになりました。
15年前の12月8日、エリツィン前大統領ら、当時、ソビエト連邦の一部だったロシア、ウクライナ、そして
ベラルーシの首脳が「連邦の消滅と独立国家共同体の創設を宣言する」合意文書に調印し、ソビエトは、
その半月後に70年近い歴史に幕を閉じました。
NHKは、このほど、
「歴史の流れの中で、われわれの祖国ソビエト連邦は国際法の主体そして地政学的な現実として消滅した」
と言う書き出しで始まる、この合意文書の草稿を入手しました。
この冒頭部分を書いた当時のベラルーシの外相は
「ウクライナが連邦存続につながるいかなる合意文書への署名も拒否したため、まず連邦消滅を明確にする
ことになった」と証言しています。
ソビエト連邦に代わって新しくできる共同体についても、連邦の崩壊を明確にすべきだとするウクライナの強い
働きかけで「独立」の文字が入り、「独立国家共同体」になったということです。
こうして、ソビエト崩壊という歴史的な合意がわずか一晩で作られたことについて、当時のロシアの代表は
「ソビエトがユーゴスラビアのように内戦状態に陥ることを避け、それぞれの共和国が独自の道を歩む基礎を作った」
として評価しています。
ソース:NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/12/08/k20061208000026.html 依頼
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1155527627/791