◇シベリア抑留者:補償また絶望的 特別給付の野党案否決
旧ソ連のシベリアなどに戦後抑留され強制労働させられた旧日本兵たちが求めていた未払い賃金は、
補償されないことがほぼ確実になった。
7日の衆院総務委員会で、抑留期間に応じ特別給付金を支給するとした野党3党提出の法案が
否決されたためだ。
「国のために戦ったのに、見捨てられたまま死んでいくのか」。
抑留経験者らからは落胆の声が上がった。
民主、共産、社民の野党案は、1人当たり30万〜200万円を支給する内容だった。
一方、補償はせず、10万円の旅行券の支給を想定した慰労品贈呈の与党案は、この日の委員会で可決され、
今国会で成立する公算が大きくなった。
傍聴席には関東各地から約30人が詰めかけた。
東京都板橋区の野口富久三さん(83)は抑留中に病気になり、46年にソ連支配下の朝鮮北部に送られた
経験を持つだけに「国に何度も捨てられた」との強い思いがある。
「むなしい。国になおざなりにされていいのか」と唇をかんだ。
抑留経験者らでつくる全国抑留者補償協議会(全抑協)会長で宇都宮市の寺内良雄さん(82)は
「ただ金がほしいのではないが、賃金が未払いのままでは『奴隷』と同じ。このままあの世に旅立ちたくない」
と今後も運動を続ける意向だという。
抑留経験者への補償は56年の日ソ共同宣言でソ連への請求権が放棄されたうえ、ソ連側から労働証明書が
発行されないため、日本政府からも補償されなかった。
全抑協などは、70年代から運動を開始。80年代以降、国への補償金支払いを求め東京地裁などに
相次いで訴訟を起こしたが、いずれも敗訴が確定。
このため、特別立法での補償を求める運動を続けてきた。
>>2以降に続きます。
ソース:毎日新聞
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20061208k0000m040097000c.html 日露不可侵条約をさっさと破り、シベリアに日本人を抑留したんだよな。
シベリアから帰って来た人の話によると、「大学に行っていた(今と違って
当時の大学だからな)人は体力も無く、すぐに死んでしまった。ワシ達
農民がやっと幸運にも生きて還れた」って言ってた。仕事はどうであれ、
貴重な未来の日本のブレーンが死んだ訳だ。奇跡的に生還された人も
氷点下の元、酷い仕打ちに遭ったみたいだ。マジ、集り中国に金やるより
他に税金の使い方あるだろう。
>>7が言う様に、ロスケにも請求もありだと思う。