【エイズ】 HIV感染者数が33％のスワジランド　国王の強権政治が続く同国、「エイズは圧政が生んだ人災」との声も [061207]

エイズ：「圧政が生んだ人災」　「無策」王制に批判−−アフリカ・スワジランド
　◇３割が感染者

　国連合同エイズ計画の０６年版エイズ報告書で南部アフリカの小国スワジランドは人口に占める
エイズウイルス（ＨＩＶ）感染者（１５〜４９歳）の割合が世界最高の３３・４％と報告された。
国王の強権政治が続く同国で、エイズの感染爆発に国民の一部で「エイズは圧政が生んだ人災だ」
との認識が静かに広がり始めている。【ムババーネで白戸圭一】

　「こんなに大勢の人が死ぬようになったのは５、６年前からです。これを見て下さい」。
首都ムババーネの南約１００キロにあるマコシニ村。
小学校のブシシウェ・ビラカティ校長が今年、親を亡くした児童２０人の名が記された書類を示す。

　同小学校（１〜７年生）では児童２８２人の半数以上にあたる１５４人が少なくとも片親を亡くしている。
両親とも死亡した子どもも多数おり、校長は「亡くなった人々の症状などを考えると、エイズ以外に
考えられない」とため息をつく。

　「エイズの感染防止には教育水準の引き上げが急務」と言われる中、スワジランドには義務教育制度がない。
エイズという病気の存在を信じない人や、人が若くして死亡するのは「だらしない異性関係」や
「よこしまな心」への罰だと考える人がいる。避妊の知識を持たない若者が少なくない。

　同小学校は村人の寄付で設立され、児童１人当たり年間２６０エマランゲニ（約４４００円）の授業料を
徴収しているが、保護者の死亡で授業料を払えない子どもが増えている。校長は
「運営資金が不足すれば学校が荒廃する。そして、教育水準が低下すれば巡り巡って
エイズ感染の増加につながる」と嘆く。

　校長の嘆きをよそに国民不在の政治は続く。８６年に即位した国王ムスワティ３世には公表されているだけで
１１人の妻がいる。国民の約１２人に１人が１日１ドル以下で暮らす中、国王は０３年、自家用機
（４５００万ドル）を国家予算で購入しようとして国際社会の非難を浴びた。

憲法は国王が言論、集会の自由を制限できると定めており、国連は昨年１０月、同国が
アフリカで最も汚職や人権弾圧が深刻な国と指摘する報告書を発表した。

　だが、エイズの感染爆発をきっかけに、国民の一部で現体制に対する「静かな抵抗」の機運が
生まれ始めている。ビラカティ校長は「無策の政府はエイズへの対応に失敗した」と批判する。
４０代の男性は「王制の支持基盤である村々の首長の中にも『現体制では国が滅びる』と考える人が出てきた」
と打ち明ける。

　王制への反発は民主化運動弾圧の先頭に立つ警察官の間にすら広がり始めている。首都の３０代後半の
警察官は「本当に信頼できる仲間同士では国王の悪口をしゃべる。どこに王室のスパイがいるか
分からないから、みんな表立って言わないだけだ」と言う。

　首都の警察本部に勤務する警察官のアルフレッド・ムテタさん（３８）は今年、劇団をつくった。
エイズで親を亡くしたエイズ孤児の境遇を描いた演劇の上演に向けて練習にいそしむ。
あからさまな王室批判は口にしないが、
「このままではエイズで国が滅びる。国民の意識を変える何かをしたい」と語る。

　反政府勢力「人民統一民主運動」の指導者マリオ・マソゴ氏は毎日新聞の取材に
「王が善政を行うなら王制を否定しないが、この国の王室は国富を食いつぶす存在だ」と指摘、
民主化を求める大衆運動の組織化に全力を挙げる考えを示した。

毎日新聞　2006年12月7日　東京朝刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/afro-ocea/news/20061207ddm007030044000c.html

■アフリカ・スワジランドの地図
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/afro-ocea/news/images/20061207dd1dd7phj004000p_size7.jpg

ひでぇな

ゾマホンみたいなのが出ないと！

王政なら圧制、どんな暴政を敷いても左翼政権なら知らん振りの日本マスコミ
アフリカの現状は、政体とか関係なしにアフリカ人自身の民度の問題だと俺は思うけどね。

いっそのこと100％目指して滅亡した方がいいんじゃねぇの

しかし見事に小国だな・・・

避妊具すら流通してないんなら教育以前に風俗を律することしかできんよ。

今すぐ国民全員エイズ検査して、感染者はその場で殺した方がいいんじゃね？
検査拒否したら家族もろとも全員死刑。

俺に最も縁のない感染病。それがエイズ。

>>8
スワジランド期待の星。

つーか滅亡確定してるだろ
国境封鎖しろよ

なーに、そのうちに免疫になる。

強権あるなら強制隔離とか検査義務付けとかやりようがいくらでもあるだろ

ＳＥＸやりまくりでエイズ感染して死ぬ人達と　今３７歳で童貞（自分でも容姿はキモいと思うのでこれからも一生ＳＥＸの経験なんてないだろう）のまま死んで行くのとどっちが幸せなのだろう

前者

しょせん、南アのアパルトヘイトの一環で出来た傀儡国家のなれの果て。
南アの体制が変わって王家は用済みなんだから消えればいい。

スワジランドとかレソトは何で存在できたんだろうね。

山の上なんで、攻めにくい。
南アフリカの黒人種は、白人種がせめて来るしばらく前に、侵略してきたばかりだった、
それまではブッシュマンの土地だった南アフリカを、黒人種が侵略した直後、白人種が押し寄せてきた。
だから、尚武の気風が、残っていた。
近代には、黒人種の中で凄まじい民族浄化と帝国建設、それが白人国家に打ち破られるという歴史あり。
この、黒人と白人によるジェノサイドから逃げ延びて砂漠の高原の上に立てこもった連中が、今のスワジランドとかレソトの人々。
死にものぐるいで抵抗するし、皆殺しにしても、利益はない。
農業にも牧畜にも適地とはいえず、鉱物資源も特に無し。
戦略的価値も低い。
人種隔離政策上、南アフリカ政府にとって、存在させておくメリットはあった。
もうないけどな。