ロシア連邦保安局(FSB)元将校のアレクサンドル・リトビネンコ氏(当時43)が
放射性物質で毒殺された疑いが持たれている事件で、同氏が体調を崩す直前に
接触したイタリア人治安コンサルタント、マリオ・スカラメラ氏は5日、入院先の病院で
CNNの単独取材に応じ、リトビネンコ氏と面会した際に生命の危険を警告したと述べた。
スカラメラ氏が病室でCNNに語ったところによると、同氏はリトビネンコ氏から数年前に
紹介された情報源の人物から複数の電子メールを受信。
リトビネンコ氏と同氏が敵対勢力から注視されていることを伝え、警戒を呼びかける
内容だった。
極めて詳細で具体的な内容だったため、同氏は信ぴょう性について疑問を持った。
スカラメラ氏は11月1日にリトビネンコ氏に会った際、2人が「地下組織とつながりがある
人々」の標的になっている可能性を警告しようとした。
こうした人々はロシアの支配層と直接の関係はなく、同国の情報機関の元要員が大半という。
スカラメラ氏によると、同氏は旧ソ連国家保安委員会(KGB)とイタリア人政治家らの
つながりをめぐるイタリア議会の調査でロンドンに出張し、過去に情報源と接触した
リトビネンコ氏に意見を求めた。
スカラメラ氏は、2人が面会したロンドン市内のすし店に当時他の客がおらず、何も不審な
点はなかったとして、リトビネンコ氏が毒を盛られたとは考えにくいとの認識を示した。
スカラメラ氏はすしが好きではないとして、店では何も食べていない。
ただ、リトビネンコ氏がこうした料理を好きだったことから、その店は以前にも2人の面会
場所になっていたという。
スカラメラ氏によると、英捜査当局は同氏を容疑者とみなしておらず、同氏は捜査に協力
しているという。
ただ、スカラメラ氏は、プロディ現イタリア首相とKGBのつながりなど根拠に欠ける誇張した
発言を過去に行った前歴があり、発言内容の信頼性を調査する動きもある。
イタリア上院の関係者は、情報をねつ造するとしてスカラメラ氏が悪評を買っていることを
指摘した。
ニュースソース
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200612060009.html 画像:病室でCNNの取材に応じるスカラメラ氏
http://www.cnn.co.jp/world/images/CNN200612060007.jpg 関連スレ
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