モスクワ――亡命先のロンドンでロシア情報機関、連邦保安局(FSB)元将校、
アレクサンドル・リトビネンコ氏(当時43)が変死した事件で、ロシアの矯正施設管理当局者は5日、
事件究明で訪ロした英捜査員が獄中にある元FSB要員と会える可能性はないと述べた。
インタファクス通信が報じた。
収監されているのはミハイル・トレパシキン氏で罪名は国家機密の漏えい。
弁護士は、同氏がリトビネンコ氏事件に関連する情報を持っており、
英側に提供する意思を持っている、と明らかにしている。元要員は最近、
FSBがリトビネンコ氏やクレムリンの敵を殺害するための特別チームを設置したとの手紙を公表していた。
リトビネンコ氏はロシアのプーチン大統領を批判、生前の手紙で自らを襲った事件の背後に
同大統領がいるとも弾劾していた。
ロシアの刑務所管理当局者は、国家機密を暴露した人間がまた、
外国政府の特別任務に当たる人物に情報を与えることを許せるわけがないと指摘している。
リトビネンコ氏の事件では、同氏の亡命を認めた英国に対するロシアの反感もあり、
両国関係はきしみ始めている。
ロシア紙コメルサントは、リトビネンコ氏が体調を急に崩した11月1日にロンドンで会っていた
元FSB要員のアンドレイ・ルゴボイ氏が妻、子供3人と共に入院、
英捜査員が面会出来ない可能性がある、と報じた。
同氏は先週、モスクワでの放射能検査で異常がないことが確認されていた。
入院はさらに詳しく調べるためとしている。一家は11月1日、
サッカー試合の観戦でロンドンを訪れていたとされる。
複数の英捜査員は4日にモスクワ入りしている。ロシアの検察当局は
捜査を助けるため必要な支援は提供するとの方針を示していた。
リトビネンコ氏の遺体からは毒性の強い放射性物質ポロニウム210が検出された。
同物質の入手は一般的には極めて難しいことからロシア当局の陰謀説が取りざたされている。
ロンドン、モスクワ間を結ぶ英ブリティッシュ・エアウェイズの機体から
放射性物質の痕跡を示す反応が確認され、ロシア関与の疑いが一層強まっている。
ロシア政府は無関係を主張している。
http://cnn.co.jp/world/CNN200612050041.html 関連スレ
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