94年に起きたルワンダ大虐殺のきっかけとなったといわれる大統領機撃墜
事件の真相をめぐり、ルワンダとフランスが激しく対立している。
仏の判事は23日までに、当時は反政府勢力指導者だったカガメ・ルワンダ
現大統領の側近ら9人を事件の容疑者として国際手配した。
これに対し、ルワンダ政府は「撃墜に関与したのは仏政府だ」と反論し、現政府
支持者らが大規模な反仏デモを展開した。
94年4月、多数派フツ族出身のハビャリマナ大統領(当時)らが乗った飛行機が
キガリ近郊で撃墜された。
フツ族の急進派は、当時ハビャリマナ政権打倒を目指していた少数派ツチ族主体
の反政府組織「ルワンダ愛国戦線」(RPF)が事件の首謀者だとして、ツチ族や
フツ族穏健派の大虐殺を開始。
RPFが反撃して全土を掌握した同年7月までに、約80万人が殺害されたという。
カガメ現大統領はツチ族で、RPFの指導者だった。
仏司法当局は、飛行機にフランス人の乗務員が乗っていたことを理由に捜査に着手。
事件当時RPFだけが航空機を撃墜できる武器を持っていたと断定し、カガメ氏に近い
RPF出身の政府軍幹部ら9人を容疑者とする逮捕状を、パリ大審裁判所(地裁)の
ブリュギエール予審判事が出した。
AFP通信によると、カガメ氏は「判事は大虐殺に仏政府が関与した事実にこそ着目
すべきだ」と反発。
仏軍が、大虐殺を起こしたフツ族急進派の武装組織を軍事訓練していたと指摘し、
24日に駐仏大使を召還した。
政府を支持する大虐殺の生存者ら2万5000人は23日、首都キガリで仏政府への
抗議デモを実施。
「フランス=大虐殺者」「帝国主義を葬れ」などと書かれたプラカードを掲げ行進した。
ニュースソース
http://www.asahi.com/international/update/1124/021.html 関連スレ
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http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1164370060/l50