元U20ブラジル代表、年齢5歳さば読み 出場停止1年
ブラジルのスポーツ高裁は22日までに、サッカーの同国元20歳以下(U20)代表で
フィゲレンセ所属のMFカルロス・アウベルト選手に対し、年齢を5歳若く偽っていたと
して、360日間の試合出場停止を言い渡した。同選手は1978年1月生まれで、
実際には28歳にもかかわらず、身分証を改ざんして83年1月生まれの23歳として
いた。
同選手は2003年にアラブ首長国連邦(UAE)で行われた国際サッカー連盟(FIFA)
ワールドユース選手権に出場。ブラジルは準々決勝で日本を破り、決勝ではスペインを
下して優勝を果たしており、優勝資格をめぐり論議が起こりそうだ。
同選手は詐称を認めた上で、理由について地元メディアに「家庭が貧しかった。(プロに
なる)機会を失いたくなかった」などと釈明。年下に交じってプレーすることで、スカウトの
目に留まろうとしたことを明らかにした。同選手は99年末に書類を改ざんしたという。
同国では2000年にも、代表、レアル・マドリード(スペイン)監督を歴任し、現在は強豪
サントスを率いるルシェンブルゴ氏が年齢を3歳若く偽っていたことが発覚している。
(時事)
ソース:朝日新聞(時事通信)
http://www.asahi.com/sports/update/1123/076.html