飲酒検知装置義務付けを 米、事故遺族が訴え
【ワシントン20日共同】飲酒運転事故の犠牲者の遺族らでつくる
米民間非営利団体(NPO)「MADD(飲酒運転に反対する母親たち)」は20日、
飲酒運転で摘発されたことのある全ドライバーの車に、アルコール検知装置「インターロック」の取り付けを
義務付けるよう全米各州に法改正を働き掛けていくと発表した。
インターロックは運転手の呼気から規定値以上のアルコールを検知すると、車のエンジンがかからなくなる装置。
現在全米で約10万台に搭載されているが、2011年までに50万台を目標に普及させたいという。
ニューヨーク・タイムズ紙によると、多くの州が「累犯者」に装着を求めているが、
初犯者に義務付けているのはニューメキシコ州だけ。
同団体のバーチさんは、自らも1歳9カ月の息子を飲酒運転による事故で亡くした経験に触れ
「悲惨な思いをする家族がこれ以上増えないようにしたい」と話した。
共同通信
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