【チリ】フジモリ元ペルー大統領の証拠調べ終了　引き渡しの可否、年内にも決定[1106]

フジモリ元ペルー大統領のペルーへの身柄引き渡し問題を審理しているチリ最高裁のアルバ
レス判事は６日、フジモリ氏やペルー当局への尋問など証拠調べがこの日で終了し、年内に
も決定を言い渡す可能性があると明らかにした。ＡＰ通信などが報じた。この日はフジモリ氏が
日本からチリに入国してからちょうど１年にあたる。

決定に不服があれば抗告することもできるが、遅くとも来年前半には引き渡し問題が決着する
見通し。　

フジモリ氏は２０００年１１月、元側近の不正発覚などを受けて、日本滞在中に大統領を辞職し
た。以後事実上の亡命生活を送っていたが、今年４月の大統領選に出馬するため、昨年１１月、
日本を突然出国。隣国のチリに入ったところをペルー政府の要請を受けたチリ当局に間もなく
拘束された。

ペルー政府は大統領時代の殺人、汚職など１２件について、チリ側にフジモリ氏の引き渡しを
請求している。

大統領選ではフジモリ氏本人の出馬はかなわなかったが、フジモリ派政党の未来同盟は議会
で第４勢力になっている。

フジモリ氏は今年５月に保釈され、現在は首都サンティアゴ市内に借りた住宅で生活している。
http://www.sankei.co.jp/news/061107/kok003.htm

同判事はペルー政府に追加証拠を提示するよう求めていたが、ペルー側が応じなかったため
証拠調べを打ち切り、決定時期の見通しが早まった。

今後、審理経過をまとめた文書をペルー政府とフジモリ氏の双方に閲覧させ、最高裁の別の
判事の意見を求めた上で決定文を起案する。

ただ、アルバレス判事が引き渡しを認めるにせよ認めないにせよ、フジモリ氏とペルー政府の
いずれかが異議を申し立てるのは確実。このためチリ最高裁としての最終結論は同判事の決
定から１、２カ月先になる見通し。（抜粋）
http://www.iwate-np.co.jp/newspack/cgi-bin/newspack.cgi?world+CN2006110701000121_1

南米ペルーで１４年前に起きた刑務所の暴動に関連して２０人のテロリストが
治安部隊に殺害された事件で、フジモリ元大統領が殺害を示唆した疑いが強まり、
ペルーの刑事裁判所は、フジモリ元大統領に新たに逮捕状を出しました。
￣￣￣￣￣￣∨￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　彡ミ　 　 ＿＿＿　　＿_　　　　以下のニュースではテロ掃討作戦にはフジモリと
　　|ヽ　　/|　　,,,,,,,,l /　 / 　モンテシノスが深く関与していた事が報じられている。
　　|ヽ 　 | |　ﾐ ･д･ﾐ/＿/旦~~　
　 ⊥　　 |　￣|￣||￣￣￣￣￣|　　* 記事が本当なら、テロ掃討の多くが一般人を
　 凵 　 　`TT |￣l￣￣￣￣￣l 　　　集めた偽装集団だった可能性が高いですね。(･Ａ･ )

06.11.23 NHK「フジモリ氏に新たな逮捕状」
http://www.nhk.or.jp/news/2006/11/23/k20061123000063.html

* 2001.8.13　田中　宇の国際ニュース解説「ペルー・フジモリ前政権の本質」
― そのうちに取り締まりの効果が出て左翼ゲリラ組織が力を失ってくると、モンテシノスは
ゲリラと関係ない人々をゲリラ関係者に仕立て、そこを襲撃することで、取り締まりを続行
しているかのように見せかけるようになった。この疑惑は、フジモリとモンテシノスが失脚
した後、２人が「殺人罪」で立件されるかもしれないという現状につながっている。―
http://www.tanakanews.com/b0813peru.htm