【ソマリア】暫定政府とイスラム勢力の緊張高まる〜イスラム勢力はロケット砲の発射演習、戦闘を準備(11/3)

◆Somali Islamists test rockets（REUTERS）
http://today.reuters.com/news/articlenews.aspx?type=worldNews&storyID=2006-11-03T121639Z_01_L03899743_RTRUKOC_0_US-SOMALIA.xml&WTmodLoc=Home-C5-worldNews-2

ソマリアのイスラム勢力が3日、ロケット砲の発射演習。政府軍との戦闘準備を進めてい
る。

今週、ソマリアでは、首都と南部地域の多くを掌握するイスラム原理主義勢力（イスラム法
廷）と、西側が支持している暫定政府との間での和平協議が失敗。緊張が急速に高まり、新
たな局面を迎えている。
和平協議はスーダンで3日間開催されたが、両勢力の直接対話は実現しなかった。調停人は
双方に最大限の自省を促し、直接対話は今月1日、延期された。

暫定政府軍とイスラム勢力は、暫定政府の唯一の拠点バドイア<Baidoa>からわずか30Km
のところで対峙している。またイスラム勢力によれば、数千人規模のエチオピア兵が国境
を越えて暫定政府を支援しているという。

「大変だが、戦闘を開始する。我々が最初に攻撃を行う。もしシャツが盗まれればそれを取
り返すでしょう。我々が計画しているのは、そういう事です。エチオピアは我が領土に侵入
しました。ですから、エチオピア兵を国外に追い出すのが我々の責務です。この責務を、出
来るだけ早く遂行するつもりです。」イスラム勢力の上級の司令官。

両勢力が対峙する前線に近い、戦略的に重要な丘の町Buur Hakabaの住民によると、数百人
以上のイスラム勢力の兵士が派遣され、3日朝から夜通し重火器を発射していたとのこと。
「イスラム勢力の軍隊は、今朝ミサイルのテストを行っていました。」住民談。

バイドアの別の住民は、数百人以上のエチオピア兵が前線に向かってトラックで移動するの
を目撃したという。「エチオピア兵はイスラム系勢力の出方をうかがっています。もし戦闘
が始まれば、我々は厳しい状況に置かれるでしょう。」

ソマリア最大の軍用飛行場バレドグル<Baledogle>のイスラム系勢力筋によると、最高の警
戒体制にあるとのこと。「前兵士は戦闘準備をするよう告げられている。我々は長くこの時
を待っていた。敵を我々の土地から追っ払うのだ。」

米マコーマック報道官は、ソマリア暫定政府とイスラム法廷の双方に緊張をエスカレートさ
せないよう呼びかけた。
「憂慮すべき状況となった。ふたたび広い地域で暴力が繰り広げられる可能性があるが、我
々はそれを阻止すべく、可能なすべてのことを行っている。」
エチオピアの敵であるエリトリアは、イスラム勢力を武装させているとして非難されてい
る。

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ソマリアに隣接するケニアとエチオピアにある米国大使館は、両国内の米国人に対して、ソ
マリアからの過激派分子の自爆テロに巻き込まれないよう、3日、警告を発した。
この発表は、ソマリアの過激分子のなかからテロリストが送り込まれる危険があるとの報告
を受けてのもので、両国内のよく知られた場所（ランドマーク）に行くときは特別の警戒を
払うよう促している。

あーぴーじー！

ブラックホーク、ダウン！
ブラックホーク、ダウン！

インド洋大津波の被害におののいて、アラビア半島に逃げ出した暫定首班さんお元気ですか。