第19回東京国際映画祭は29日、コンペティション部門の東京サクラグランプリに、
フランスのスパイ映画「OSS 117 カイロ、スパイの巣窟(そうくつ)」
(ミシェル・ハザナヴィシウス監督)を選んで、閉幕した。
日本からは「魂萌(たまも)え!」「松ケ根乱射事件」の2作品が出品されていたが、いずれも受賞を逃した。
また、この日、東京・渋谷のオーチャードホールで行われた授賞式では、
市川崑、ミロス・フォアマンの両監督に黒沢明賞が贈られた。
コンペ部門のこのほかの主な受賞作(者)は次の通り。
▽審査員特別賞=「十三の桐(きり)」(ルー・ユエ監督)
▽最優秀監督賞=ジョナサン・デイトン、ヴァレリー・ファリス(「リトル・ミス・サンシャイン」)
▽同主演女優賞=アビゲイル・ブレスリン(「同」)
▽同主演男優賞=ロイ・デュピュイ(「ロケット」)
▽同芸術貢献賞=「父子」(パトリック・タム監督)
(2006年10月29日19時11分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20061029i411.htm?from=main4