2007年1月に総選挙を控えるバングラデシュで、選挙の運営を巡る与野党の
対立が過熱し各地で暴動が発生し、ロイター通信によると、29日までの3日間で
22人が死亡、数百人が負傷した。
ダッカでは暴徒が幹線道路や鉄道を封鎖し、陸の孤島化している。
同国では28日、ジア首相の任期満了に伴い、選挙管理内閣への権限委譲が
予定されていた。
だが、この混乱の中で、当初暫定首相とされたハサン前最高裁長官が辞退。
代わって、本来は仲介役であるアハメド大統領が29日、自身が大統領
兼暫定首相になると発表して就任宣誓式を強行した。
最大野党のアワミ連盟(AL)は、「与党バングラデシュ民族主義党(BNP)の
仕組んだ筋書きだ」として反発を強めており、事態は一層の混迷が予想される。
アハメド氏は学界出身で、ジア政権下で名誉職の大統領に起用された。
(2006年10月30日1時12分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20061029i312.htm ┏┫ ̄皿 ̄┣┓<海外ソースでは、死者が50名を超えているという報道もあり
未だ事態が進行中という感じです。