イタリア高級ブランド「ドルチェ&ガッバーナ」(Dolce&Gabbana)は腕時計の盗作偽造罪に問
われ、パリ最高裁判所によりフランスの彫金師パスカル・モラビト氏への損害賠償支払いを
言い渡された。
裁判所は同じくこれらの商品化を共同で行ったパリの老舗デパート、ギャラリー・ラファイエット
へも同罪を宣告した。
損害賠償金の総額は15万ユーロ(約2,250万円)、その内ギャラリー・ラファイエットが2万ユー
ロ(300万円)、残りをドルチェ&ガッバーナがモラビト氏に支払うことになる。
エリザベット・ベルフォ議長の第3審議会は偽造腕時計の在庫処分を命じ、審議終了2ヶ月後
より、延滞料金150ユーロ(2万2500円)/日が加算される。
一方、この裁判は地元紙「ル・フィガロ」により公表され、同ブランドのサイトではフランス語で
3ヶ月間表示された。
10月11日に行われた裁判はドルチェ&ガッバーナとモラビト氏の腕時計の僅かな違いや、2
つのモデルが同じアイディアから来るものであるか検討された。
裁判官は「偽造が行われたのは事実であり、モラビト氏のオリジナルデザインの特徴を組み
入れ、今回の商品が制作された」と確信している。
http://www.afpbb.com/fashion/1019913